はじめてホームページを自作しようと考えたとき、どのホームページ作成サービスを使うかがまず悩むところだと思います。
本記事では、
「ホームページ作成サービスとWordPressの比較」
「代表的なホームページ作成サービス(ジンドゥー【Jimdo】、Wix、ペライチ)の特徴」
「ホームページ作成サービスを利用する場合のポイント」
について説明いたします。
現在自作でホームページを作る場合、よくある方法は大きく分けて、以下の2つです。
①ホームページ作成サービスを利用する。(ジンドゥー【Jimdo】、Wix、ペライチなど)
②レンタルサーバーを借りてWordPressで作成する。
それぞれの特徴や、どういう場合にどのサービスが向いているかを説明いたします。
Contents
ホームページ作成サービスとWordPressの比較
ランニングコストの比較
ホームページ作成サービスには無料プランもありますが、
実際にホームページを作成する場合は、有料プランを選択することになると思います。(独自ドメインを取得する方が良かったり、広告を非表示にするほうがよいためです)
一時的にしか使用しないサイトを作る場合、かつ、”費用をかけていない感”が出ても構わない場合(独自ドメインでない、広告が出ている)のみ、ホームページ作成サービスの無料プランでもよいと思います。
そのため、それぞれのランニングコストは以下のようになります。
①ホームページ作成サービスを利用する場合
有料プラン料金
月額900円~2000円程度(プランによります)
+
独自ドメイン料金
年額1200円~1500円程度(ドメインによります)
②レンタルサーバーを借りてWordPressで作成する場合
レンタルサーバー料金
月額1000円程度(プランによります)
+
独自ドメイン料金
年額1200円~1500円程度(ドメインによります)
費用面で考えた場合、機能に対する費用では、「②レンタルサーバーを借りてWordPressで作成する」の方が割安です。
特徴
実際に使ってみて感じた、それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
ホームページ作成サービス(ジンドゥー【Jimdo】、Wix、ペライチなど)
メリット
直感的にホームページを作成することができる。
デメリット
機能や容量、帯域幅に制限があるため、ページ数やアクセス数の多いサイト、頻繁に記事を追加するようなサイトには向いていない。
WordPress
メリット
・機能の制限がないため、作りたいサイトを自由に作ることができる。
・機能の制限がないため、SEO対策がしやすい。
・ページや記事の更新がしやすい。
・普及率が高いため、情報が豊富。
・テーマを変更することで簡単にサイトのイメージを変えることができるため、リニューアルしやすい。
デメリット
・レンタルサーバーの契約・WordPressのセットアップなどが必要なため、PC操作が苦手な人には最初は少し難しく感じるかも。
・有料テーマを使用する場合、その分の初期費用がかかる。
まとめ
WordPressはこんな人におすすめ
・PC操作が得意・抵抗なくできる。
・ホームページ内にブログを設置したい。
・記事を頻繁に更新したい。
・SEO対策もしっかりやりたい。
・将来的なリニューアルも含め、長期的にホームページを運営したい。
ホームページ作成サービスはこんな人におすすめ
・PC操作が苦手・抵抗がある。
・一度ホームページを作成したら、それほど更新が必要ない。
・記事を頻繁に更新する必要がない。
WordPressで作成する方が、費用に対して、機能や自由度が圧倒的に高いため、長期的に運営するホームページを作成する場合、WordPressの方がおすすめです。
最初はハードルが高く感じますが、レンタルサーバーの申込みやWordPressのセットアップも、手順に従えばそれほど難しくありません。
WordPressで作成してみようと思われたら、ぜひこちらの記事を見ながら作成してみてください。
自作したいけどPC操作があまり得意でない場合や、
一度作成したらそれほど更新の必要がないシンプルなホームページの場合は、ホームページ作成サービスの利用もありだと思います。
以下に、代表的なホームページ作成サービス(ジンドゥー【Jimdo】、Wix、ペライチ)の特徴や、どういう場合にどのサービスが向いているかを説明いたします。
代表的なホームページ作成サービス(ジンドゥー【Jimdo】、Wix、ペライチ)の特徴
実際に使ってみて感じた各サービスの特徴と、どのような場合に向いているかをご紹介します。
ジンドゥー【Jimdo】
特徴
・デザインがシンプル
・レイアウトビルダーが使いやすい
・機能に対してコストパフォーマンスが高い
デザインがシンプルな分、レイアウトが崩れにくい(かっこ悪くなりにくい)です。
また、月額965円のPROプランで、
・独自ドメインの利用
・広告非表示
・サーバー容量5GB
・帯域幅10GB
となるため、他のサービスよりも機能に対してコストパフォーマンスが高いです。
ジンドゥー【Jimdo】はこんな人におすすめ
・シンプルなホームページでよい
・ストレスなくホームページを作りたい
・コストパフォーマンスのよいものを選びたい
詳細はこちら↓
Wix
特徴
・デザインテンプレートが豊富でお洒落。
・ドラッグ&ドロップで編集できるが、自由にレイアウトできるため、逆にデザインのバランスが崩れやすい。
・編集画面がやや重い。
個人的には、編集画面が重かったり、自由にレイアウトできるため、逆にデザインのバランスが崩れやすかったりと、
意外に操作が難しく、ホームページ作成効率が低く思えました。
テンプレートのデザインはとてもおしゃれなので、
テキストの位置などを変えないなど、
ほとんどテンプレートのデザインを変更しないように使うのがお勧めです。
費用面では、
月額900円のベーシックプランで
・独自ドメインの利用
・広告非表示
・サーバー容量3GB
・帯域幅2GB
月額1300円のアドバンスプランで
・独自ドメインの利用
・広告非表示
・サーバー容量10GB
・帯域幅無制限
となるため、Jimdoに比べると、やや割高感があります。
Wixはこんな人におすすめ
・デザイン性の高い、お洒落なホームページを作りたい
・ホームページにのせる情報量(文字数)は少なくてよい。
・多少ランニングコストが高くてもよい。
ペライチ
特徴
・デザインテンプレートがお洒落。
・レイアウトビルダーが使いやすい。
・一枚もののLPに向いている。
・広告非表示までしようとすると、やや割高。
・公開ページ数の上限がある。
「ペライチ 」の名の通り、1枚もののLP(ランディングページ)作成に向いています。
レイアウトビルダーも操作しやすく、簡単におしゃれなLPができます。
費用面では、
月額980円のライトプランで
・独自ドメインの利用
・公開ページ数の上限 3ページ
・フッターに「created by ペライチ」の広告が表示される。
月額1980円のレギュラープランで
・独自ドメインの利用
・公開ページ数の上限 5ページ
・フッターの「created by ペライチ」の広告は非表示
となっており、広告も非表示にしようとすると、月額が1980円かかります。
通常のホームページとして長期間利用するには割高感があるため、一時的なLPやサイトに利用するほうが向いていると思います。
ペライチはこんな人におすすめ
・一時的なLPを無料で作りたい(無料のスタートプラン)
・「created by ペライチ」は気にしない(ライトプラン)
・ランニングコストが割高なのは気にしない(レギュラープラン)
・一時的なLPを独自ドメイン・広告非表示で作りたい(レギュラープラン)
詳細はこちら↓
ホームページ作成サービスを利用する場合のポイント
独自ドメインの利用方法について
ホームページ作成サービスの有料プランでは独自ドメインが使用できますが、独自ドメインは、そのホームページ作成サービスではなく、
「お名前.com」などのドメイン登録サービスで取得するのをお勧めします。
「Jimdo」や「Wix」の場合、初年度以降のドメイン費用が、「お名前.com」などのドメイン登録サービスよりも割高になる可能性があります。
万が一、「Jimdo」や「Wix」の利用をやめ、WordPressのホームページに移行する場合にも、「お名前.com」などのドメイン登録サービスで取得しておくほうが移行がスムーズです。
なお「ペライチ 」の場合は、もともと他のドメイン登録サービスで取得する必要があります。
お名前.comはこちら↓
デザインはいじらない!
各サービスとも、テンプレートのデザインは、美しく完成されたものになっています。
なるべくテンプレートのデザインはいじらず、色やフォントをあれこれ自分で変えようとしないほうが、きれいなサイトに仕上がります。
まとめ
以上が、ホームページ作成サービスの比較となります。
どのサービスが良い・悪いというのではなく、ホームページの利用目的や使用期間・更新頻度、PC操作の得意・不得意によって、向いているサービスが異なります。
本記事を参考に、ご自身にあったサービスを選んでいただければ幸いです。
(※本記事に記載しているプランや料金は2019年11年現在のものとなります)